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エッセイ 私と万華鏡


私と万華鏡
夜店で輪投げの的になっていたあの紙筒。ぼけた色彩の薄っぺらな色紙が数片入っていた。中心から遠ざかると像はますますぼんやりしていく。それでも、ほしかったなあ、あのころ。あのチープな玩具をこんな芸術に進化させたのは誰だろう。

「万華鏡」というとたいていの人は例の「輪投げの的」あるいは「温泉旅行のお土産」的なものを思い起こすらしい。私は何気なさそうにとりだして見せる。『私が作ったの。ちょっとすてきよ』外観はあのころの「輪投げの的」時代とそう代わり映えしない。当然のこと、中身が重要だから。もちろん一流作家の作品は外観も美しいのだが、そんなこと素人相手にはおくびにも出さない。『おっ!』若い女性ならこれだけで充分きゃーきゃー言ってくれるが 私たち位の年齢になるとそれほどサービス精神が旺盛ではないので、感嘆詞も短い。

オルゴールつき、円盤が回転するもの、オイルタイプの2ミラー、3ミラー大きいの、小さいの、いろいろあるが共通するのは色彩と光の箭、そして透明感。3ミラーはどこまでも続く広大な光の地図。2ミラーは漆黒の宇宙空間に浮かぶ色彩の星。このころになると誰も皆とりつかれたように手から離す事ができなくなる。『これが万華鏡?昔授業で作った。』万華鏡に成り代わり私は言う。あれは世を忍ぶ仮の姿、あるいはみにくいアヒルの子だった頃のこと。

万華鏡に惹かれるのはなぜ?多分、文学的でもあり、芸術的でもあり、そして科学的でもあるから。

日本万華鏡倶楽部の代表氏はいつも『1816年にブリュースターが発明したもので・・・・』と話を始めるが そんなこと、もうどうでもよろしい。B氏の功績には感謝するとしても、万華鏡は世界共通の芸術なのだから。そして楽しみなことに、これからまだまだ進化を続けて行くにちがいないのだから。
 
会員No.66 南 しをり
   
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